涼しく快適なはずの秋を飛び越え急な寒さがやってきたため、
病気とまではいかないけれど、
様々な不調に見舞われる子が増えてきました。
これらの不調は、自分の意思でコントロールできない
自律神経と大きく関わっています。
自律神経は交感神経と副交感神経の2つがあり、
明確に役割が決まっています。
この2つは状態に反応しながら
振り子のように微妙なバランスを保っていますが、
なんらかのストレスを感じるとバランスが崩れ、
交感神経が優位になります。
例えば気温が低下すると、
寒さ(ストレス)を感じる→
交感神経優位に傾き緊張状態になる→
血管を収縮させて体温を下げないようにする→
全身の血流が悪くなり心臓にも負担がかかる→
消化機能が衰え腸の働きも悪くなる(食欲減退)→
皮フにも血流が届かず保湿度が下がり乾燥する
という道筋ができていきます。
不調が長期に渡ると(外からはわからなくても)
とても疲れやすくなり体内に障害が起きやすくなる、
つまり病気のリスクが増えていくというわけです。
早い立て直しができるに越したことはなく、
それができるのはやはり免疫力が強い子です。
腸の力がついていると自力で戻すのがとても早いですし
戻したあとはちゃんと免疫細胞が増えます
=「免疫がつく」
ここにも腸活をする重要な意義があるのですね。
うちの子はいつどんな時に交感神経が優位になるか、
天候気圧の他にもお出かけや環境、
薬物投与など必ず傾向があるはずです。
それを理解しておくだけでもいざという時慌てないし、
イベントと重ならないようにするなど
軽減策を講じることができるかもしれません。
誰の命令も受けずに心臓を動かし、
食べものを消化吸収してくれる自律神経はまさに
「神様からの贈り物」
わが子の個性を踏まえてバランスをとってあげたいものですね。