身体に溜まった不要なものや過剰なものを出して
「元氣になろう、健康でいよう」とする働きを、
出来るだけお薬で止めずに出し切らせてあげたいものです。
さて、血液の中の老廃物は、
真っ先に白血球が対処しています。
全ての病気に関わる白血球の働き如何で、
病気になるかならないかが決まる。
と言っても過言ではありません。
すなわち、病気にならない身体を作るには、
白血球が良く働いてくれることが必要なのです。
では、どうすれば白血球の働きを活性化できるのでしょうか。
①身体を温める
ほとんどの病気には大小の発熱が伴い、
そこには治そうとする治癒力が働いていると考えられます。
散歩や運動をしたり、入浴・温浴等で体温が上がった時に
白血球の働きが高まります。
そして、出来るだけ、体温を下げる
お薬や加工食品を身体に入れないことも大切です。
②食べ過ぎない
お腹いっぱい食べると、白血球の
「老廃物やバイ菌を食べて処理する能力」が
低下することが分かっています。
逆に、お腹が減っている時や絶食している時は、
その能力が高まるのです。
白血球の働きは、その子のお腹と連動しているというわけです。
「食べない時間が免疫を上げる」は、
このことを意味しています。
③ビタミンCを摂る
✔︎白血球や免疫の機能を高める
✔︎コラーゲンを作る
✔︎傷を回復させ病気の感染を防ぐ
✔︎赤血球とホルモンを合成する
✔︎血管を丈夫にする
✔︎腸で鉄分やカルシウムを吸収する
✔︎アレルギーのもとを減らす
など、多岐にわたる働きがあるビタミンCは、
免疫に深く関わっている白血球や副腎などに多く含まれます。
・
わんちゃん猫ちゃんはビタミンCを合成できるから、
与えなくても良いと言われることがありますが、
合成する力は個々に違いますし限りもあるでしょう。
また、人よりも多く薬剤を投与され、
危険な食べ物が身体に入ったり環境汚染やストレスにさらされることで、
体内のビタミンCを消耗している可能性があります。
特にシニアや病気の子は、より多く必要であると考えられます。
④野菜を摂る
白血球を活性化するものとされているのが野菜です。
キャベツ、人参、大根、レンコンなどに含まれ、
生でも火を通しても効果が変わらず、白血球を活性化することが分かっています。
また、体温を上げる意味でも温性食品は良いのではないでしょうか。
お魚ならアジ、サバ、イワシ。
お肉なら鶏や羊が、身体を温めるのに効果的だとされています。
ビタミンCを含む食べ物やお野菜、温性食品を色々調べてみてください。
日頃から簡単に食べられるものなので積極的に摂りましょう。
⑤乳酸菌生産物質(バイオジェニックス)を摂り入れる
「食べ物で治せない病気は医者にも治せない」と言われます。
食べ物で治せるというのは、
主に腸で増えた善玉菌が健康になる物質を産生するからです。
その物質は、乳酸菌を代謝して作り出されます。
ヨーグルトなどの一般的な乳酸菌は、
その子のお腹に棲む菌でなければ通過菌として排出されてしまいますが、
乳酸菌生産物質は、即、その子の乳酸菌=善玉菌を増やしてくれます。
食べるものに制限がある子には嬉しいですね。
さらに、乳酸菌生産物質は、腸の免疫機能を高めて
免疫細胞を活性化させることが分かっています。
免疫細胞は白血球で作られているため、
この働きが強くなることはあらゆる病気を防ぎ、
改善することに繋がるのです。
お薬を飲んでいて、体温が下がりやすい子には絶対に必要ですね。
乳酸菌生産物質は食品成分ですから副作用がありません。
どんな病気でも、どんな状態でも始められます。
微生物の力を借りるのが、一番身体に優しい治療ではないでしょうか。