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腸のおはなし

2020.02.25

腸内細菌と1つになればどの子も20歳まで生きられるおはなし

腸内細菌は、健康で長生きするための仕事を一手に引き受けています。
その働きが正しく行われている限り、慢性疾患や感染症・アレルギーやがんやなどを防ぎ、幸せを感じながら毎日楽しく生きられます。

わが子がどれだけ健康で幸せな一生を送れるのかのカギは、腸内細菌が握っていると言っても過言ではありません。

改めて腸内細菌の仕事を見てみましょう。
栄養を消化・吸収して便を作る
●ビタミンを合成(B群・C・Kなど)する
●ホルモンを合成する
●幸せ物質(セロトニン・ドーパミン・メラトニン)を合成する
●有害物質を排除する
●免疫機能を高め、ウィルスや細菌などの病原体を排除する
と、多岐に渡る働きをしています。

どうして腸内細菌たちはこれほどまでに頑張るのでしょう。

それは自分たちも生きていくためです。
自分のおうち、すなわちその子が病気になれば自分達も弱ってしまうのですから、免疫をはじめ持てる機能をフル活用して、身体を守らなければならないのです。

身体を守るために、腸内細菌は日々入ってくる食べ物(餌)をもとに、棲処である腸内で「健康の素」を作っています。

健康を維持できるかできないか、病気になるかならないか、その結果寿命をどれだけ延ばせるかは、クオリティの高い「健康の素」をたくさん作れるかどうかで決まります。

腸内細菌に優れた「健康の素」を作ってもらうには、彼らが働きやすい環境が必要です。そのためには細菌バランスを常に善玉菌優勢にしておかなければなりません。

わが子の腸内細菌が好む食べ物を摂っていれば、このバランスが善玉菌が20~30% : 悪玉菌が10% : 日和見菌が60~70%に保たれ、細菌たちは俄然やる気を出してくれます。

しかし、栄養の偏りや食べ過ぎ・ストレスや身体の冷え・薬物、化学物質の過剰摂取・質の悪い睡眠などで悪玉菌が一気に増えるとこのバランスが崩れます。そうなると「健康の素」の生産性は下がり、質も低下するわけです。

愛するわが子と運命を共にする腸内細菌たちは、とても繊細で周囲の環境に影響されやすく、些細なことで一気にバランスを崩してしまうのです。

だからこそ、腸内細菌が心地よく、安心して働ける環境を作ってあげたいものですね。

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