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腸のおはなし

2020.03.27

歯石がつきにくく口臭のしない口内環境を作るおはなし

わが子のお口がにおったり歯石が取れないのは、お母さんの大きな悩みの一つでしょう。口臭は、食べ物が口内や腸内に影響していることがあります。

まず、口内への影響を考えましょう。

ドライフードが主食である子が多い今、一般的なフードだと、材料を均一にするために一度は粉砕し、固めてドライにするかウエットで販売されています。

特にドライは、私たちが粉のお菓子を食べるのと同じで、唾液と一緒になると結構な粉が歯にまとわりついてしまうのです。

栄養価の高いものが原料だったとしても、普通に野菜やお肉、穀類などを食べるのとは全く違う状態になります。

「カリカリ食べれば歯を磨けてるんじゃないですか?」とよく聞かれますが、磨けているどころか、逆に歯垢の原因となるものを与えてしまっていることになります。

そのまま放置していたら、ついた歯垢は3日もすれば歯石に変わり、それが溜まると歯周ポケット に侵入するため、当然お口のニオイや歯周病 に繋がります。

次に腸内への影響を考えてみましょう。
ものを食べたとき、人なら唾液に消化酵素が含まれ、口内ですでに消化を促しています。

しかし、わんちゃん猫ちゃんの唾液に消化酵素はなく、単に胃に送り込むことしかできません。すなわち、口内で噛み唾液と混ぜる消化は行われず、すべての消化を胃と腸に任せることになります。

このとき、消化の悪い食べ物や油の良くないフード だと負担をかけて消化不良を起こします。

当然、腸内環境は悪化して悪玉菌が増えます。それは継続的な口臭をもたらします。

✔︎魚臭ければ、腸内細菌が嫌がるものであり分解代謝が不充分になっている。
✔︎アンモニア臭なら、老廃物の排出が滞っている
✔︎甘酸っぱければ糖尿病が疑われるなど、様々な病気の元になってしまうのです。

特にフードは、開封した瞬間から空気に触れて徐々に酸化→劣化します。

ドライフードは日持ちするイメージがあるかもしれませんが、酸化したフードは腸内環境に影響し、口臭の原因にもなりえるのです。
ウェットフード(缶詰やパウチ)も歯に残りやすく、歯垢や歯石になりやすいといえます。

腸に影響が及んでいる時は、歯磨きをしたからあるいは歯石除去を行ったからといって口臭はなくなりません。
そんな時は一度食べるものを見直して、腸内環境の改善をしてあげてください。

さて、ここからは口内環境の観点から口臭を防ぐ方法についてです

それには、歯石になる前の歯垢を取り除くことが理想です。
歯の内側と外側の両方を磨けるならそれが一番ですが、内側を磨かせてくれる子は少ないと思います。
実は、外側だけ磨いておけば内側の歯石はつきにくくなることをご存知ですか?

歯のぐるり一周にしっかり巻き込むようについてしまったら取れなくなりますが、外側が綺麗であれば内側にもつきにくく、剥がれやすくなるのです。
まずは外側をしっかり磨いてあげてください。

この歯石を乳酸菌生産物質のジェルで磨くと、ポロっと取れることがよくあります。お客様の声(薬機法により、内容のみご紹介します)
「全体が茶色で状態悪く、歯石取りしなきゃと思ってたのに、乳酸菌生産物質のジェルで歯磨きしたら、どんどん歯石が取れてキレイが復活。お口のニオイは無臭になりました」

さらに、乳酸菌生産物質で歯茎を軽くマッサージすること。これがとてもとても重要でおすすめです。なぜなら、歯茎自体を引き締めると、歯石や歯周病菌がポケットに入り込みにくいからなのです。

ある臨床研究によると、わんちゃんの口内の一方は毎日歯茎マッサージを行い、もう片方は歯垢を徹底的に除去する実験を1週間行った結果、マッサージを行った方は
✔︎歯肉の細胞が歯垢除去に比べて2倍増えていた。
(活性化して健康な歯肉になっていた)
✔︎歯肉の炎症度合いが半分に減っていた。
✔︎口臭濃度が半分から3分の1まで減っていた。ということです

歯磨きが苦手な子や、すでに歯肉が腫れたりぶよぶよになっている子でも、乳酸菌生産物質を塗ることならできますね。

菌に調和してもらうイメージで塗ってあげてください。続けていれば、あれっ?というくらい状態が変わってくるはずです。

抗生剤を使って歯周病菌を死滅させれば口腔善玉菌も殺してしまいますが、乳酸菌生産物質なら善玉菌に影響せず、しかも、食品成分と同じですから副作用がありません。

やむなく抗生剤を使うとしても、併用すれば薬効を得ながら口内への負担が軽減できます。また、口腔内の細菌バランスが乱れたときには感染症にかかりやすくなりますが、それも防いでくれるのです。

口腔環境にいいことずくめの乳酸菌生産物質ですが、できれば何も問題ない時から使ってあげてください。
歯垢や歯石が入り込まないように強い歯肉を作って、いつまでも美味しく食べられるようにしてあげたいものですね。

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